来室前にご一読ください。
当室の心理療法は、症状や悩みの除去を早急に求めたり、そのための行動変容を直接的にもたらそうとするものではありません。
症状や悩みは、それまでの生き方や価値観、性格の傾向性等を見直すきっかけとして生じているものと捉えます。そのため、症状や悩みをすぐに除去しようとするのではなく、それまでの生き方等が見直された結果、自然消失することがある、という発想となります。
ご自身(お子さんのことでご来室の場合は、親としてのご自身やご家庭について)の心理的課題を分析し見つめ直したいと考えておられる方が当室に向いています。そうした分析・見つめ直しの作業を介さずに、早急な解決をもたらす助言を期待されている方は、当室には向きません。
上記方法論のため、当室の心理療法はある程度の心的エネルギー、忍耐強さを必要とします。お話をすることでの疲労感が強く出やすくなっていたり、混乱がもたらされやすくなっていたりする状態にある方は、病院での投薬治療や一定程度の休息期間を経てから、心理療法を行うことが勧められます。
3~5回程度の面接を経て、初期段階の見立てと方針をお伝えさせていただきます(1回目ではなかなかその段階に至りませんことを、ご承知おきください)。それにご納得され、継続される場合は、可能な限り曜日・時間帯を一定とする面接枠を設けます。こころのテーマを扱うのはとてもセンシティブな作業であり、そのプロセスを安定的に進めるにあたっては、それを守る外枠が大切になるためです。
早めに到着された場合は、10分前になっていればインターフォンを押していただき(建物脇の駐車場を同時間からご利用いただけます)、入室してお待ちいただくことができます。10分前以前には前の方が帰宅していない場合があるので、鉢合わせを避けるため、玄関前でお待ちになったり、インターフォンを押したり、駐車場や建物前に停車したりしないようにお願いします。看板は出しておらず、「堀切」という表札のみとなります。場所がわからない場合はお電話ください(初回予約時間10分前からの電話は出られるようにしています)。
どうぞお気をつけてお越しください。